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2020/06/19

面接に適した服装で印象UP スーツやアイテムのマナー

はじめに

皆さんが就職活動をする中で、最も重要な局面に当たるのが面接です。内定をGETするためには、希望企業のリサーチなど、面接対策をしっかりと行うことが重要です。では、面接対策のみをしっかり行っておけば良いのかというと、そうではありません。話の内容も重要ですが、面接で特に重要視されるのは「第一印象」と言われています。そして、その第一印象を決定づけるものが、服装です。

面接に適した服装は一般的にスーツと言われていますが、必ずしも全ての場合においてスーツを着れば良いわけではありませんし、どんなスーツを選んで良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。ここでは、面接官に自分をよく見せる服装をご紹介していきますので、これを読んでから面接準備に臨んでください。

面接用の服装選びで重要な3つのポイント

実は、第一印象が決まる時間は3~5秒という研究結果があります。これは「メラビアンの法則」と呼ばれ、人は何かを判断する際、話の内容といった聴覚情報よりも、容姿や服装などの視覚情報を最も重視するというものです。初対面の時に目から入ってくる情報量が圧倒的に多いということです。

では、どのような服装を選べば第一印象をよくすることができるのでしょうか。まずはたった3つのポイントを押さえるだけで、最初の3〜5秒で面接官に好印象を与えることができます。企業ごとに高評価となるドレスコードを把握するのは難しいので、可能な限り面接官に抵抗感を与えないことが重要です。

  1. サイズの合う服を選ぶ
    必ず自分にフィットするサイズの服を選んでください。自分のサイズよりも大きかったり小さかったりするサイズの場合は頼りない印象を与えてしまいます。自分の体型に合った服装であれば長時間の着用でも型崩れしづらく、疲れづらいですし、スマートで「仕事ができそう」という印象を与えられるでしょう。

  2. 清潔感のある服を選ぶ
    ジャケットやシャツ、ズボンはアイロンがけをして、シワがないようにしておきましょう。また、カビやタバコ、汗などの臭いがすると、清潔感のない印象を強く与えてしまいますので、注意が必要です。また、面接に行くまでの道中で服が乱れたり、靴が汚れたりすることもあるため、余裕を持って会場へ行き、面接の前に付近のトイレなどで必ず鏡を見て身なりを整えてから、面接に臨んでください。

  3. 全体のバランスが整った服を選ぶ
    ベルトやネクタイなどのアイテムが派手すぎたり、カジュアルすぎたりすると不恰好に見えます。服装全体のテイストを合わせ、また、シンプルで落ち着いた色の服装やアイテムを選ぶのが無難でしょう。

面接を受ける状況に応じて服装が異なる

新卒・転職・アルバイトなど、面接を受ける状況によって服装が異なるので、以下より詳しく説明します。

新卒の場合:リクルートスーツ

リクルートスーツは主に学生が就活のために着用するものだという認識が一般的です。若さやフレッシュさをアピールでき、新卒生には最適なスーツと言えます。職歴がなく、売りとなるキャリア・経験がないため、マイナス評価を受ける要素は少しでも減らしておきましょう。職種、業界に関係なく、新卒はリクルートスーツを着るようにしましょう。

転職・中途の場合:ビジネススーツ

一般的にリクルートスーツは新卒生が就職活動をする際に着用するものです。転職面接での着用は、未熟で仕事ができない印象を与えてしまうためオススメしません。リクルートスーツは誰にでも似合うようにタイトなシルエットのスーツですが、若さが前面に出てしまいます。20代後半、特に30代〜40代の転職は、喪服など暗いイメージを持たれやすい黒のスーツはできるだけ避け、色はネイビーかグレーが無難です。

顔が老けて見えやすい方は、爽やかな印象を与えるために深めのブルーにしてみるのも良いでしょう。具体的なアイテムやコーディネートについては、後項で紹介しますが、キャリアを連想させるような大人らしいビジネススーツを着た方が、確実に好印象につながります。

指定なし・私服OK・アルバイト・パート:私服(職場の雰囲気や職種によってはスーツが適している場合もあります)

基本的にアルバイト・パート面接の場合は私服か服装自由なことが多いです。ただ、ここで重要なのは私服=普段着ではないということを意識できているかどうかです。普段着ではない服装がどのようなものかというと、仕事用の私服にふさわしいオフィスカジュアルな服装を意識してください。こちらも、具体的なアイテムやコーディネートについては、後項で紹介します。

業界別の適した服装

面接にふさわしい服装は、業界や職種、企業によっても変わります。企業は、応募者が社風に合うかも見ます。例えば、自由な社風の企業で面接時にスーツを着ると、堅すぎて社風に合わないと思われてしまう可能性もありますので、注意が必要です。

業界 服装 備考
金融系・公的機関など 必ずスーツ ビジネスマナーをしっかりおさえた服装が好まれます。
不動産系・食品系・医療系・建設系など 必ずスーツ 基本的なスーツマナーはおさえておきましょう。
アパレル系・マスコミ系・IT系(Web系の職種)など 私服(オフィスカジュアル)でも問題ない場合がある 応募する企業の社員が私服だからと言って、必ずしも私服が良いわけではありません。企業研究をしっかり行い、企業風土に合った面接にふさわしい服装を選んでください。

面接に適したスーツ

ここからは、具体的にどのような服装が適しているか、男女別に画像を交えて見ていきましょう。スーツにはさまざまなマナーがあり、面接ではそれらを考慮した服装で臨まなければなりません。

男性のスーツ

  • スーツの色・柄の選び方
    実は、ビジネススーツの中で最もフォーマルとされているのは濃紺無地です。色のイメージはさまざまですが、こと「面接」においては、自分の外見の8割を占めるスーツ色のイメージが面接官に強い印象を与えます。そのため、色選びは重要な要素となりますが、基本的にはダーク系の黒(ブラック)・紺(ネイビー)・灰色(グレー)といった色が良いと言われています。

    しかし、黒は無難すぎる印象を持たれたり、喪服のイメージを連想させたりすることもあり、面接用のスーツとしてあまり向いておりません。特に営業職の面接では、顧客に威圧感を与えてしまう黒のスーツは好まれないため、避けてください。トーンの高いグレーはカジュアルすぎる印象を与えてしまうこともあります。

  • 紺は、誠実さや知性を感じる色だと言われており、まさに面接に打ってつけの色です。ストライプなどの柄モノも避けた方が無難で、主張が強く、あまり良い印象を持たれない傾向にあります。コーディネート全体の統一感を出すため、スーツは無地のものを選んだ方が良いでしょう。これらを考慮し、濃紺無地のスーツは圧倒的に印象が良いスーツと言えます。

  • シャツ・インナーの選び方
    シャツ選びで気をつけたいポイントは、襟の形です。さまざまな襟の種類がありますが、どんなスーツでも合うレギュラーカラーを選ぶのが無難です。また、体格が大きい人や首が太い人は、襟の広がりが大きいワイドカラーを選んでも良いでしょう。

  • スーツのボタンの留め方
    スーツのボタンは全部留めれば良いという訳ではなく、アンボタンマナーと呼ばれるものがあります。ボタンが2つなら上だけ留め、3つなら、真ん中のみ留めるようにしましょう。(襟のVラインが開きすぎてしまう場合は、1番上のボタンも留めてください) また、座る際にスーツのボタンを全てはずすのが正式なマナーです。ただ、新卒生や20代前半でマナー通りにボタンを外しておくと、悪い印象を持たれることもあります。そのため、座る際もボタンを留めておくのが無難でしょう。

  • ネクタイの選び方と締め方
    ネクタイの色は青(ブルー)・灰色(グレー)・えんじ(レッド)が基本とされています。青は知的な印象を与え、最も面接に向いているネクタイの色と言えます。また、えんじは営業職などの面接に向いていると言われており、活発で情熱のある印象を与えます。最終面接などで情熱を見せたい時に使うと効果的です。柄は派手なものは避け、ストライプや小紋柄、無地にするのが無難でしょう。

    ネクタイの太さもさまざまなものがありますが、ネクタイの太い部分(大剣)が9cmのものが理想と言われています。しかし、必ずしも9cmが良いのかというとそうではなく、大剣とラペル幅(スーツの襟の幅)に合わせて、バランスの良い太さのものを選んでください。とはいえ、ネクタイ選びは難しいので、紳士服店でスタッフに相談してから決める方が安牌です。

  • 靴・ベルトの選び方
    靴は紐の革靴にしましょう。なぜなら紐靴でない靴は元来、フォーマルでない場で脱ぎ履きを即座にできるようにする目的で生まれたものだからです。色は黒や茶色(ブラウン)が好ましいでしょう。また、スーツのマナーとして、靴とベルトの色は合わせた方が良く、素材や質感も合わせた方が全体の印象がまとまり、好印象につながります。

  • バッグの選び方
    靴と同じ色の革素材のものを選ぶと良いでしょう。ナイロンでも問題ありませんが、できるだけ靴の素材や質感と合わせた方が良く、社会人らしいデザインのものを選んでください。面接時、バッグは地面に直接置くことが多いです。椅子に置くようにと言われる場合もありますので、ケースバイケースですが、自分が座る椅子の横に立てかけるのが基本です。そのため、倒れないように自立式のものを選ぶ必要があります。色はスーツとの統一性を考慮し、シンプルな黒や紺色を選ぶと良いでしょう。

男性のスーツについて、以下の記事では、ネクタイの結び方やスーツの柄などを画像付きで更に詳しく紹介しております。髪型やヒゲなど、身だしなみのマナーについても紹介しておりますので、是非チェックしてみてください。

女性のスーツ

  • スカートスーツとパンツスーツの選び方
    スカートとパンツ、どちらにするか悩む人も多いのではないでしょうか。基本的にはどちらでも構いません。どちらを選ぶか迷った場合は、あなたが面接官に与えたい印象を考えてみてください。パンツスーツはアクティブで積極的、かっこ良い印象を与えます。スカートスーツはフレッシュで女性らしく、やわらかい印象を与えます。それでも迷う場合は、スカートがオススメです。職種にもよりますが、女性のスーツ=スカートというイメージを持つ人の方が多いのです。

    スカートスーツを選ぶ場合の注意点として、丈の長さには気を付けましょう。スカート丈は、座った時に膝上5cmになる長さが理想的です。もちろん、パンツスーツの印象が悪いわけではありません。動くことが多い営業職や仕事をテキパキとこなすような管理職では、パンツスーツを着用することで、仕事ができるような印象を与えた方が好印象につながることもあります。また、パンツスーツはストッキングが伝線しても他人に気づかれることがないというメリットもあります。

  • スーツの色・柄の選び方
    女性用のスーツは男性用のスーツに比べて色・柄・デザインの種類が豊富です。やはり定番の色は黒(ブラック)・紺(ネイビー)・灰色(グレー)などの落ち着いた色ですが、昨今は紺色や暗めの灰色を選ぶ方が多いです。また、薄いストライプなどの柄があっても問題ないのですが、派手な色や柄は避けた方が良いでしょう。

  • シャツ・インナーの選び方
    女性のスーツスタイルにはネクタイはありません。しかし、インナーを変えることで印象をガラッと変えることができます。定番は白シャツですが、30代〜40代の方がスーツに白シャツを合わせてしまうと、若すぎるように見える場合もあります。白のシンプルなカットソーやブラウスもオススメです。

  • スーツのボタンの留め方
    男性のようにアンボタンマナーはなく、ボタンを全て締めます。女性の場合は、ボタンを留めていないとだらしない印象を与えてしまいます。バストサイズが大きい方は、サイズの合わないスーツを購入してしまうと窮屈な印象を与えてしまいます。必ず全てのボタンを留めた状態で試着や採寸をした上で購入してください。

  • 靴・ベルトの選び方
    スーツに合わせる靴の種類は、基本的にパンプスです。色は男性同様、黒が基本です。もしくはベージュを選ぶと良いでしょう。カジュアルな印象を与えてしまいがちなフラットソール(ヒールのない靴)やローファーは、できるだけ避けたほうが良いでしょう。あくまで目安ですが、ヒールの高さは高すぎず低すぎない3〜5cmを選ぶのが無難です。

    ベルトについて、実は、女性の場合はベルトを着用していない方がフォーマルとされています。業界によってはベルトの着用はカジュアルな印象を持たれ、マイナスの印象を与えてしまいます。もちろん、全ての場合でベルトの着用がマイナスになるわけではありません。基本的にはベルトを着用せず、ベルトを着用したい場合は、目立ちにくいデザインを選ぶと良いでしょう。

  • ストッキングの選び方
    肌色に馴染むベージュのストッキングを選びましょう。黒いストッキングやタイツは、暗い印象を与えてしまうため、面接の場においては適しておりません。また、ストッキングでも80デニール以上の分厚く見えるタイツは野暮ったく見えてしまうため、避けた方が無難です。薄手のストッキングは伝線してしまったり、冬場は寒さを感じたりします。それが嫌な場合は、パンツスーツを選ぶと良いでしょう。

  • バッグの選び方
    女性のバッグは、黒や茶色などの落ち着いた色のバッグにすると良いでしょう。落ち着いた色のバッグでも、大きなロゴの入ったブランドもののバッグは避けてください。つい小ぶりなものを選んでしまいがちな女性のバッグですが、面接では企業のパンフレットや大事な資料をもらう場合があります。そのため、A4サイズの書類が入るサイズのものを選んでください。また、化粧直しや身だしなみをチェックするアイテムを持っていく場合、内ポケットのあるバッグを選ぶと取り出しやすいでしょう。

以下の記事では、女性のスーツのマナーについて更に詳しく記載しております。インナーの襟の種類や髪型、メイクのマナーなども画像付きで詳しく紹介しておりますので、是非チェックしてみてください。

スーツ以外・服装自由の場合は私服

スーツよりもコーディネートの選択肢の幅が広く、何を着て行けば良いのか悩む方は多いのではないでしょうか。実は、ポイントをおさえれば意外と悩まずに服装を選べます。冒頭でも述べましたが、私服=普段着ではありません。面接時の私服は、オフィスカジュアル・ビジネスカジュアルな服装を指します。では、具体的なコーディネート例を見ていきましょう。

男性の場合は以下のような服装がオフィスカジュアルの服装として定番です。

  • テーラード(襟付き)でダーク系色のジャケット
  • 白・水色など淡い色のシャツ
  • チノパンまたはスラックス
  • 黒か茶色系の革靴

全体的にシャツ以外のアイテムはダーク系色で統一します。なぜなら、個性を出しすぎてしまうと自社に合わないのではないかと面接官に思われてしまう可能性があるからです。

女性の場合は以下の服装がオフィスカジュアルとして多用されます。

  • テーラードジャケット(最近はノーカラージャケットも人気)
  • 白やパステルカラーなど淡い色のブラウスまたはカットソー(ストライプなどの主張しすぎない柄も可)
  • 膝丈のスカートまたはスラックス
  • パンプス(できればヒール有りのもの)

女性は特に露出度の高いアイテムを選ばないように気を付けましょう。胸元が開きすぎたインナーや、短すぎるスカートはだらしない印象を与えてしまうため避けましょう。また、パンプスは底が平らなタイプのものはカジュアルな印象になるため、避けたいところです。

逆にオフィスカジュアルではない服装=面接でNGな私服にはどういったものが該当するのでしょうか。面接で着用する私服として、NGとなる服装は以下のとおりです。

  • ジーンズやデニム生地の服
  • スニーカーやサンダル
  • パーカーやTシャツ
  • 派手なピアスや指輪などのアクセサリ(ワンポイント程度のシンプルなものは可)
  • スカートの場合、素足
  • 派手な色のアイテム

また、スーツの場合と同様に、オーバーサイズのジャケットなどは印象を悪くしますし、全体的なコーディネートを考慮して、オフィスカジュアルな服装には向いていません。自分の体型に合った服装で、清潔な印象を与えるような服装を選ぶように心がけてください。

夏・冬の服装の注意点

夏の暑い時期や寒い冬に面接がある場合、クールビズのようにネクタイは外して行って良いのか、ジャケットはなしで良いのかなど、服装に迷う方も多いのではないでしょうか。ここでは、夏と冬の面接における服装の注意点をご紹介します。

  • スーツの場合
    夏の面接でスーツの場合、ジャケットやネクタイなど、全てのアイテムは通常通り着用した状態で面接に臨んでください。夏用の通気性の良いスーツを選ぶのも良いでしょう。面接会場の前まではジャケットを脱いでいて構いませんので、面接の直前に着用すると良いでしょう。また、インナーを半袖にしてしまうことも避けた方が良いでしょう。ジャケットの袖の下からインナーが見えていない状態はマナー違反となってしまいます。細かい部分を見る面接官もいるかもしれませんので、注意が必要です。

    冬は、スーツだけでは寒いため、コートやマフラーなどを着用して面接会場へ向かう方が多いです。夏とは逆で、着用していたコートは面接会場の前で必ず脱いでから入ってください。脱いだコートは、腕にかけるか、椅子にかけておきましょう。

  • 私服(オフィスカジュアル)の場合
    夏の面接で私服の場合、ジャケットの着用は必要ありません。男性はポロシャツや長袖シャツに長ズボンといったシンプルな服装で良いでしょう。女性への注意点として、夏の薄着は下着が透けて見えやすく、露出の高い服装になってしまいがちです。白いインナーは好印象ですが、透けてしまう可能性が高いです。淡いブルーなどの夏らしい印象を与える色付きのものを選ぶと良いでしょう。

    冬は、スーツと同様にコートやマフラーなどを着用したまま面接会場に行くのは避けてください。また、寒いからといってブーツを履くのも避けましょう。コートを脱げば、面接にふさわしいオフィスカジュアルな服装になれるようにして面接に臨んでください。

まとめ

服装で自分をアピールすることは、慣れていない人にとってはかなり難しいものです。ですが極論、清潔感があり、きちんとした人だということが面接官に分かってもらえれば、あとは中身で勝負すれば良いのです。しかし、第一印象で相手をがっかりさせてしまうと、中身で挽回するのはとても難しいです。どんなに中身が優れていても、見た目で足を引っ張ることもあるという想像力を働かせる必要があります。

ここで紹介してきたことは、特別なことではありません。どのような場合でも、目上の人や初対面の人に会う場合、失礼に当たらないような服装がベストと言えるでしょう。印象を落とさない服装術を考慮した上で、面接用の服装選びに臨んでください。

最後のチェックポイント

  • 面接で重要視される第一印象を決定づけるのは服装
  • サイズが合い、清潔感があり、バランスの良い服装を心がける
  • 面接を受ける状況によって適した服装が変わる
  • 自分が面接官に与えたい印象を考慮して服装を選ぶ
  • 全ての服装に共通して、個性を出しすぎないことに気を付ける